2019年06月03日

再利用しやすい次世代型のプラスチックの開発に成功

再利用しやすい次世代型のプラスチックの開発に成功
爽やか


これまで一度利用されたプラスチックは、再使用するためにリサイクル処理をしようとすると不純物が残ってしまうことやプラスチックの重合体であるポリマーの特性が劣化してしまう不具合に悩まされてきたようですが、再利用しやすい新しいタイプの次世代型のプラスチック素材の開発にアメリカの研究所が成功したのだそうで、今後の普及に期待されています。

従来型のプラスチック素材ですとモノマーと呼ばれる単量体が重複して重なり合った構造のポリマーの重合体であることから、いざ再利用しようとすると不純物の問題や劣化してしまう特性に悩まされてきたようですが、リサイクルする際、逆の方向に変化が起こってもとの状態へ戻る可逆性の特性のある重合体のプラスチックを製造することで、再利用が容易になると言うことです。

次世代型の再利用しやすいプラスチックでは、従来型のプラスチックのように高温で溶かすタイプではなく、強酸で溶かすことができるので、全く違う複数のプラスチックが混ざった状態でも強酸で次世代型のプラスチックだけを溶かして再利用できるので、簡単にコストを掛けずにリサイクルが可能のようです。

最近では海洋汚染にマイクロプラスチックが問題となっていますが、ゴミとして捨てるのではなく積極的にプラスチックをリサイクルできるようになれば、ゴミとなって海洋汚染に繋がるマイクロプラスチックの量を減らせるような気がします。



Posted by stabrda at 07:46